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雨漏り調査レポート No.263|木造2階建て住宅|防水シート
物件名 | A㈱ M様邸 |
調査時期 | 2022年9月 |
構造 | 木造2階建て |
用途 | 戸建て住宅 |
調査部位 | 外壁、サッシまわり、笠木、中間水切り、壁際水切り |
ご依頼元 | 住宅メーカー様 |
調査場所 | 愛知県 |
2階建て住宅の2階リビング中窓の雨漏り。横風をともなう雨天の際に漏れるとのことで調査のご依頼をいただきました。
サッシまわりを中心に雨漏りが発生したサッシからその上部にかけて散水調査をおこなった。また2階の漏水チェックを確認の際、直下の居室より雨漏り発生も確認された。1階、2階とも原因は同じで雨量により1階まで漏水被害が広がっている可能性は高い。
雨漏り検査の様子
1か所目
調査箇所
漏水状況・紫外線照射発光テスト確認状況
2か所目
調査箇所
紫外線照射発光テスト確認状況
弊社からのコメント
1か所目は「中間水切り」、2か所目は「笠木」から浸入した水が原因でした。浸入した箇所に対して、板金やコーキングなどでフタをする(水が入らないようにする)補修方法もありますが、それでは根本的な解決になりません。
今回の雨漏りは、2次防水である「防水シート」の経年劣化もしくは施工不良によるものが大きいと考えられます。サッシまわりは両面テープや気密テープなどで防水シートが固定してはいますが、シート自体が欠きこんであるため雨漏りしやすい箇所でもあります。仮に外壁の内側に雨水が入ったとしても、防水シートの効果でシートを伝い土台水切りまで水が流れていくことがベストです。
補修提案
外壁をいったん外した後、防水シートのやりかえが必要です。