メルマガvol.26「検査レポート『シーリングに要注意』」

建物の雨漏りでお悩みの皆様へ
┌┬───────────────────────────2016.04.13
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├┼┐ お悩み解決、三重の雨漏り検査.com
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└──────────────────── https://amamori-check.com/

~住宅、社屋、店舗、倉庫、工場、畜舎などの屋根、壁からの雨漏りを
ゼロにしたい!という思いで役立つ情報をお届けします~
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●—————————————–【Vol.26】——————●

おはようございます。
有限会社 伊藤鈑金工作所です。
外装のプロとして、建物に関する雨漏りやトラブル回避のお役に立てればと
思っております。

では…
「お悩み解決、三重の雨漏り検査.com~vol.26」の発信です。
月1回のペースで配信予定です。どうぞ、よろしくお願い致します。

目次>>>>
■検査レポート「シーリングに要注意」
■建設技術フェア2016in中部
■編集後記

┏…┳━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━…┓
┃1┃検査レポート「シーリングに要注意」┃
┗…┻━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━…┛

検査をさせていただく中で、検査員の気づきや
雨漏り現場に共通する現象等をこちらの「検査レポート」に
毎月まとめていけたらと思います。

《概要》
調査依頼主:工務店様
調査日数:2日間
調査場所:三重県
建物用途:住宅
建物規模:木造2階建て

《検査について》
Q1 検査前の雨漏りの状況はどうでしたか?

A1 住宅新築当初から何箇所も雨漏りしており、
補修工事を行っても数箇所雨漏りが止まっていない状況でした。
(現調時で6箇所の雨漏り箇所を確認)

風が強い日など、年に数回しか雨漏りしない箇所と
通常の雨で常時雨漏りしている箇所がありました。
Q2 雨漏り検査はどのように進めていったのですか?

A2 全ての雨漏りが1階部分の室内で確認されましたが
2階からの浸入も考えられるため
2階部分も検査を行いました。

まず1日目は1階部分の原因になりそうな箇所を、
脚立等を使って調査を行ない、
2日目に高所作業車を使い2階部分の調査を行ないました。

最初の現地調査では、6箇所の雨漏り箇所がありましたが、
雨漏りが考えられる箇所全てに散水調査を行ないました。
Q3 雨漏りの原因はどこからだったのですか?

A3 ・セキュリティーセンサー配線のサッシ枠貫通部分
・ポストの外壁貫通箇所と外壁取り合い部分
・玄関ドア上部
・サッシ側面(防水処置なし)

外壁下端の水抜き箇所が塞がれており外壁内部に浸入した雨水が
外部へ排出されない状況でした。
排水されない雨水は、外壁内部に溜まり
防水シートの欠損箇所から浸水したと考えられます。

Q4 今後雨漏りが起きないようにするにはどのように修繕したらよいでしょうか?

A4 ・吹込みによって外壁内部へ入った雨水が外壁の水抜きから
排出されるように改修する

・外壁貫通部分のシーリング等の処置のやり替え

外壁材には2次防水として、外壁の内側に防水シートが張られています。
強風による吹き込みやシーリングの切れから浸水が起きても
2次防水によって室内までは雨水が浸入しないようになっています。

ですが、今回のように、本来流れ出てくるはずの箇所(外壁の下端等)を
シーリング等で塞いでしまうと、その排出水が抜け切れず、内部で溜まり
釘穴や貫通部分から浸水することがあります。

吹き込み防止のためにシーリングを施工することがありますが
これが逆に雨漏りを発生させる原因になることもありますので
シーリング工事でも注意が必要です。
◆詳しい雨漏り検査の検査実績(三重の雨漏り検査.com)
└>>>https://amamori-check.com/results

◆ブログにてレインボービュー写真を掲載
■走る雨漏り修理アドバイザー「木造住宅の雨漏り調査」
└>>>http://blog.livedoor.jp/ref_03/archives/52020017.htm

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